今回は Access のデータベースに接続しますが、MySQL や Oracle などに接続する手順もほとんど同じなので、参考にしてください。
Base には Access 用のドライバが最初から用意されているので、簡単な手順で接続できます。
【1】 SampleDB071.zip をダウンロードします。
*ファイルは圧縮されているので、解凍してください。
【2】ファイルを解凍すると「SampleDB071.mdb」があります。これは Access のファイルです。
【3】Base を起動します。
【4】「データベースウィザード」が表示されました。
【5】「既存のデータベースに接続」をチェックし、「Microsoft Access」を選択したら、「次へ」ボタンをクリックします。
【6】「ブラウズ」ボタンをクリックして、解凍した Access のファイル「SampleDB071.mdb」を指定し、「次へ」ボタンをクリックします。
*解凍した場所により表示が異なります。
【7】そのまま「完了」ボタンをクリックします。
【8】保存する場所を選択して、ファイル名に「AccessLink.odb」と入力し、「保存」ボタンをクリックします。
【9】AccessLink.odbが表示されました。
【10】テーブルを見ると、Access のテーブルとクエリーが表示されています。
これはリンクした状態なので、Base 側でデータを変更すると、Access 側(SampleDB071.mdb)のデータも変わります。クエリーは表示だけで、編集したりすることはできません。
またリンクしたテーブルから、クエリー、フォーム、レポートを新規作成することができます。
【11】テーブル「T03Town」を開いてください。
【12】最後のレコードを表示するまでの時間を、 HSQLDB の場合(sampleDB070.odb)と比べてみてください。
接続しているデータベースによって、スピードが違うことが実感できると思います。
【13】テーブル「T03Town」を編集で開くと、フィールドの種類が HSQLDB の時と違うことがわかります。
あとは「AccessLink.odb」からいつでも開くことができます。
Base がデータベースのフロントエンドだということが、実感できたのではないでしょうか。
今回は Access に接続したので、あまりメリットを感じないかもしれません。Access 自体にもクエリー、フォーム、レポートを作成する機能があるからです。
しかし Base を MySQL のフロントエンドとして使うと、一般ユーザーが利用するシステムを簡単に作ったり、プログラマーが開発の時に MySQL のデータを簡単に扱えるので、とてもメリットがあります。
MySQL については MySQL初心者入門講座 をご覧ください。
【ワンポイント】
Accessへは「ODBC」でも接続できます。
また接続するデータベースによっては、インストールはもちろん、専用のODBCドライバを用意しておく必要があります。