無料オフィスソフトの Apache OpenOffice や LibreOffice にデータベース機能として含まれています。
Baseは標準では HSQLDB というデータベースを利用します。
大事な点ですが、Base自体がデータベースというわけではなく、
あくまでデータベース管理システムなので、HSQLDB 以外のデータベースも使えます。
無料で使える統合開発環境としては、
個人ユーザーならBaseで十分だと思います。
テーブル、クエリー、レポートなど、よく使う機能はしっかり揃っているし、
もし必要な場合は、Basicでプログラミングも可能ですから。
仕事で使いたい企業ユーザーなら、
データベースのフロントエンド(クライアントまたは窓口)としてBaseを使い、
データベースにはもっと高機能な MySQL や PostgreSQL を使う手もあります。
有料でも良いなら、Oracle Database や Microsoft SQL Serve という選択もありかも。
高機能なデータベースには、やはりそれなりのメリットがありますから。
性能、スピード、信頼性、保守管理、セキュリティ対策、バックアップなどの面で。
またBaseは、Microsoft社のAccessをはじめ、他のデータベースに接続することもできます。
Excel形式にも対応しているようです。
JDBCやODBCで接続できるものなら、ほとんど接続OKです。
私はAccessもBaseも使っていますが、
さすがに使いやすさや情報量で言うと、Accessのほうが完成度が高いです。
クエリーやフォームの使い易さ、作りやすさ、プログラミングのし易さは、
まだまだAccessが上かなと思います。
でもお金をかけたくない個人ユーザーや中小企業が、
IT化のために試験的にデータベースを導入してみるなら、Baseも十分ありですよ。
データベースの効果やメリットを実感してから、
より高機能なMySQLやPostgreSQL、あるいは有料のデータベースを検討してみると良いでしょう。
ps:
MySQLは条件を満たしている場合、無料で使えることもあります。